goahead256の日記

PC、ガジェット、車など

2023年買ったもの

例によって今年ちゃんと締めた感を出していくために書きます。

昨年の記事は↓

OPPO Find X3 Pro(中古)

以前の端末の充電ポートが壊れて、修理に出したもののまた壊れたので乗り換え。フラッグシップ機の中古を買うのがコストパフォーマンス良いような気がする。OPPOはアップデートが結構マメだし、作りがちゃんとしてて壊れる雰囲気が感じられないのも良い。

ミズノ ドライビングシューズ ベアクラッチ

プーマあたりのドライビングシューズと比べるとスポーツドライビング適性はやや薄れるが、悪くはない。売りは耐久性の高さで、ソールが剥離して雨の日に浸水したり靴底に穴が空いたりペラペラになったりしない。
ソールの耐久性で言えば、ドリフトキャットシリーズの2倍は確実で、3倍くらいはありそう。ワークマンのドライビングシューズもあるらしい(未入手)がさらにスポーツ性はなさそうなので、普段履きとしては唯一無二?

SUNOCO Qualia(5W-40)

もともとSvelt EUROシリーズを使っていたのだが、価格が上がってきたのでQualiaシリーズにしてみた。正直あまり違いが分からなく(元と同様にエンジンが軽く回り、履歴を重ねてもノイズが増えない)て、ベースオイルをハイドロクラック系にしただけで配合は似たようなものなのでは?と思っているし、スペックシートを見ると高温せん断粘度はこちらの方が高いので特に不足はなさそう。BRILLこそ知られてはいるものの、普及品はややマイナー気配のあるSUNOCOだがモノは非常に良い。

Gulf Racing Gear(80W-140)

安くてLSD対応。ミッションもトランスファもリヤデフもこれ一本。人によっては不足があるようだが自分の車には事足りている。

ペール缶用オイルポンプ

実際買ったのはモノタロウのPBのやつだが、オイルサクションガンでやるのと比べると楽さがぜんぜん違う。ただし、ペール缶を車の下に持ってこられるような環境がないと使えないのが難点。(リジットラックでは困難)

エーモン オイルノズル

ペール缶につけると液(オイル)だれが少なくて良い。

Xiaomi Redmi Pad(4GB+128GB)

この手のタブレットは結構ゴロゴロしており決め手に欠けるところがあるが、当分競合が追いついてこなさそうなこの価格帯で60Hz超の画面リフレッシュレートのものと考えるとこれが残った。性能に不足はないしバッテリ持ちも良いし必要十分という感じ。

Ewin ミニキーボード

キーボードがない純粋なタブレットにした代わりにこれを買った。おもちゃみたいだが見た目通り期待通りで悪くはない。

Anker Nano II 65W

モバイルPCも充電することを考慮して単機能な充電器を買った。非常に小さいのでポーチがスッキリして良い。

HID屋 H4 LEDヘッドライトバルブ 

ここのLEDバルブはカットラインちゃんと出るし安くて明るく、耐久性もあるようなので古い車乗ってる人間にはありがたい。もうハロゲンやHIDには戻れない。

Osmo Action(中古)

現行機はOsmo Action 4になっているが、ヤフオクで初代がお手頃価格にて転がっている。車載動画撮る分にはこれくらいで特に不足は感じない。

Ulanzi スーパークランプ

Osmo Actionの車内固定用。プアマンズRAMマウントという感じ(オール金属製なのでRAMマウントほど衝撃はいなさない)。安いけど結構しっかりできていて自分の用途には悪くないかなという感じ。

SESAME 5 / SESAME タッチ Pro

来たるべき新居に向けてスマートロックだけ先行導入。指紋認証は使わないので、キーパッドで認証できるProの方を購入。NFCでも解錠できるので、NFCリング(指輪)みたいなものを使ってる人はそっちのほうが便利かもしれない。おあつらえ向きに今年12月からNature Remoが対応したため、スマートロック構築アイテムとしては圧倒的最安となった。

DOD スワルスエックス

ヘリノックス チェアワンの亜種みたいなやつだが、フレーム構造を少し変えており脚の接地位置が広めなので安定性が高め。そして安い。コンパクトなので、車に載せた時に他のアウトドアチェアのように場所を取らないのが良い。

キャプテンスタッグ バーベキューコンロ V型卓上グリル UG-66

収納時はトランク型になり、省スペースで持ち運びができるバーベキューグリル。炭や灰で汚れがちな部品が内部収納できたり、使用時は高さが取れる上断熱ができ、組立てもらくらくなのが良い。これはソロキャンプ~2人キャンプ程度向きのサイズ。
ロストルがついていないので別途適当なものを購入すると通気性が良くなり炭が燃えやすくなって良い。

古河電池 UB.ACIES

かなりインチキ臭いパッケージ(失礼)だが、同社のフラッグシップであるECHNO IS UltraBatteryのパッケージをEC向けに簡素化して販売しているもののよう。とにかく信頼性・耐久性に優れているので、バッテリーはこれしか買ってない。

愛眼 FORゆ

メガネの愛眼が出しているお風呂用メガネ。存在は知っていたが今更買った。視力が終わっていてメガネなしでは公衆浴場で安全に歩行できない人間は絶対に買ったほうが良いアイテム。メガネ店で検査した度数よりちょっと低いもので乱視も入っていないが、思ったよりちゃんと見えた。見えると見えないでは天と地の差があるので、十分。
他のメガネチェーンでも似たようなものが販売されているようだが、あくまでお風呂用と割り切れば愛眼が一番安そう。

 

振り返ると今年は車関連のものばかりになっており誰の役にも立たなかったが、来年は家・ガレージ関係のものが多くなる見込み。やっぱり役に立たないのでは?

ミズノのドライビングシューズを購入

経緯

運転時にかかとが痛くなったり運転操作がしにくいのが嫌なので、ここ数年はドライビングシューズを使用しており、また自動車に乗る機会も多いので常に履いている。

モデルチェンジこそあれ、PUMAドリフトキャットシリーズがカジュアルな(スポーツ走行もできる)モデルとして唯一と言ってもいい存在で君臨している。

しかしながら、以下のような難点もある。

  • つま先が細く日本人に多い幅広足には合いにくい
    (自分は使えないレベルではない)
  • 耐久性が低く、日常的に使っていると半年程度で靴底がすり減ってペダルを踏むときの剛性感が失われるほか、ソールとアッパーが分離し雨の日に浸水する。

これらを解決できそうなアイテムとして、ミズノからベアクラッチという日本の大手メーカーからは出ていなかったタイプのドライビングシューズが発売されたので購入してみた。約半年が経ったので、耐久性含めてレビューする。

 

評価

総評 ★★★★☆

弱点はあるが、普段履きドライビングシューズとしてはドリフトキャットよりおすすめで使いやすい。自動車を運転するが歩行もする、履きっぱなしの人や安全靴まではいらない職業ドライバーに向いていると思う。

 

 

以下はドリフトキャットシリーズとの雑な比較を書く。

価格 アウトレットで売っているドリフトキャットよりも高い。このまま長く使えるならまあ許容できるかという感じ。

 

履き心地 足首はキツめだが、全体的にはドリフトキャットのようなコンプレッションで足と靴を一体化させる感じはなく、幅広なのもあり比較的ゆるめ。キャラクターには合っていると思う。ソールが厚めで比較的柔らかいので靴裏感覚は伝わりにくい方向のはずだが、特殊構造採用のためか意外に伝わってくる。ただし、最初1週間位は違和感(感覚が全然伝わってこない)があったので慣れ(もしくは慣らし)が必要。

 

歩き心地 先述のように、(比較して)ソールが厚く柔らかめなので、歩行時の違和感はなく歩きやすい。アッパーが人工皮革で覆われており蒸れやすいのでそもそもランニングには向いていないと思うが、ウォーキングであれば全然問題ない。

 

外観 飾り気がなく、どちらかと言うと地味な感じではあるがそれがゆえに服装を選ばない。ドリフトキャットは見るからにスポーツなので、服装によっては靴が浮く感じがある。

 

耐久性 約半年経ったが、特に傷んでいる感じはなく、ソールの減りも微小。
ドリフトキャットは硬くて薄いソールを使うことで足裏でペダルの操作感をつかみやすいが、それゆえ柔軟性がなく、ペダル操作や歩行を繰り返すことで足指の付け根あたりのソールが見るからに削れてくる。また、コンプレッションにより足と靴を離れないようにしているせいか、アッパーとソールが半年程度で分離してくる。
ベアクラッチはこの構造を取っていないがゆえか、当然背反はあるものの耐久性の面ではかなり優位性があると思われる。

 

その他 付属の靴ひもはめちゃくちゃほどけやすい。これだけはなんとかしてほしい。(めんどくさいのでまだひもを替えていないが、1日1回ほどけるんちゃうかくらいほどける)

端末購入と不具合の話

 

経緯

my new gear...

携帯通信端末として2年半ほどHTC U12+(中古)を使っていたが、Type-Cコネクタがお亡くなりになって充電できなくなったので、無問題な感じのショップで修理。

充電できるようになったものの、DP alt modeが使えなくなり、そのうち気づいたらType-Cなのに片面でしか充電できなくなり、接触も悪いというありさま。

単純な端末スペックだけで言えばそこまで低くはないが、OSアップデートはとうに終了しておりAndroid 9のまま。セキュリティアップデートもされないのであまり好ましくないし、バッテリ持ちも短くなってきたということもあり、買い替えを決意した。(実際のところは、ケーブルを挿す頻度が増加&上述のコネクタ不具合で募るイライラが限界になっただけ)

端末の選定

ポイントは以下。

  • MUST:ディスプレイオーディオにつなぎたい(つないで使うとは言ってない)ので、DP alt mode対応であること
  • MUST:防水であること
  • MUST:どうせ数年で陳腐化&アップデート対象外になるので、安価なこと
  • WANT:高リフレッシュレートディスプレイであること
  • WANT:有機ELディスプレイであること
  • WANT:小型であること

色々検討した結果、OPPO Find X3 ProSIMフリー/中古)に決定した。結果的には小型じゃないしそんなに安価でもないが、トレンド(端末大型化)と性能から考えればそれなりに納得できたのでよしとした。

不具合

使ってみるとモバイルデータ通信のAPNが勝手に切り替わってしまうという不具合が発生し、検索すると例は少ないがOPPOHuaweiなどの機種で報告があった。

可能性としては、

  • 何らかのアプリが設定を書き換えている
  • OS/システムに何らかの不具合がある
  • 気づかないうちに設定に触ってしまっている(夢遊病含む)

といったことが考えられるが、

  • システム設定変更権限を与えたアプリにはそれらしいものはなし
  • 外出中に触れていない間でもAPNが変更されることがある

といったことから考えると、システム側に原因があると推測する。ただし、カスタムファームウェアを入れるなどの保証外操作以外にユーザとして対策する方法はない。

APNを自分が使用するもの以外削除するといったことも手としては考えられるが、この端末はプリセットのAPNを削除するという機能が存在していない。また、プリセットでなくマニュアルで追加したAPNを使用すれば解消するのでは?と思ったが、特に意味はなかった。

解決法(対症療法)

不具合発生時に選択されているAPNがほぼ一定のため、不具合発生時に選択されるプリセットAPNの中身を書き換えるという力技で対策とした。もし切り替わる先のAPNが変動するのであれば、ゆくゆくはすべてのプリセットAPNの設定内容が自分が使っているMVNOのものになるだろう。

さいごに

不要なプリセットAPNを削除することができないのはなぜ???

2022年買ったもの

今年も買ったものを総まとめすることで1年を振り返った感を出していきます。

去年の記事はこちら

goahead256.hatenablog.jp

古野電気 ETC2.0車載器(発話型) FNK-M100RS1

買った車に元々ついていたETC車載器が故障して高速道路の出入口で通信エラーを一生分起こしたので、交換のために購入。一般的にはあまり聞き覚えがないメーカーと思われるが、2017年に三菱重工系のETC車載器事業を吸収している。ETC2.0の発話型車載器としては最安クラスだったため選択した。特筆して良いところも悪いところもなく、強いて言えばアンテナ側のカード挿入OKランプがそこまで高輝度ではないものの青色LEDで眩しめなのだが、ルームミラーの陰に隠しているのであまり気にならない。(助手席の人間のことは知らない)

TEIN TYPE HG DAMPER

www.tein.co.jp

諸般の事情によりグラベル(ダート)向け車高調整式サスペンションキットを舗装路向けに仕様変更して使用。まともなスペックの車高調をつけるのは初めてだったが、値段なりのものがある。(財布は死ぬ)年末に仕様変更してさらに良くなった。こういうものは何よりも、両端研磨タイプのばねが使えるので仕様変更しやすいのが良い。

気軽に使える自転車が欲しいな〜ということで購入。色々忙しく(今年旅行に行けたのは1回のみ?)残念ながらそんなに乗ってない。詳しくは別記事にあり。

自転車の話 - goahead256の日記

YOKOHAMA ADVAN A052

いわゆるラジアルハイグリップタイヤとしては最高峰に位置する銘柄で、国産ハイグリップだけあってそのまま街乗りしていてもそこまで問題はなく、総合的なレベルも高い。車のセットが出ておらず使い切れなかった(タイヤを壊した)が、改善してまた購入したい。

YOKOHAMA ADVAN AD07

発売されて約20年経っているタイヤ。絶対的な性能に関してやはり古さは否めないが、特にタイヤサイズの制約の中では優秀な選択肢となりうる。(小さいサイズであれば相対的に安く、また安価なアジアンタイヤはそもそも販売されていないので選択不可能)

Arai GP-J3

競技出場のため購入。HANS(FHRシステム)対応のヘルメットとしては最安ラインとなる。競技用としては安い(個人レベルでは高い)がやはりしっかりしているのと、フルフェイスが求められない環境においてはジェット型の使いやすさがうれしい。

鹿笛

何とは言わんが少しでも山の近く走るのであれば鹿笛をつけたほうが良い。(多少は効果ありそう)

オートゲージ F355シリーズ ブースト計

車に元々ついていたブースト計が壊れたので購入。オートゲージは忌避されがちだが、最近は外観も洗練されているし機能的にも十分(Warning機能や複数メータリンク機能等)で、あまり壊れたという話も聞かない。何より、高圧対応のブースト計だと国産含めても他に良いものがあまりなかったというのもある。

Creality Ender-3 S1

気づいたら熱可塑性樹脂積層系の3Dプリンタが価格的にも性能的にもかなりのレベルになってきていたので、物は試しということで購入。価格から考えると非常に使いがいがあり、ABS/ASA等の強度/靭性があるがやや反りやすい材料でも小物レベルであればエンクロージャやフィラメントドライヤなしで成形できる。よって、作り方使い方を間違えなければ自動車の補修にも使えるレベルである。

Polymaker PolyLite ASA

PLA等に比べると単価は高いが、小物主体で強度や耐候性を気にするのであれば最初からこれを買っておけばいいのでは?という感じ。

ENKEI SPORT(IRS) RC-NUT

irs.co.jp

今年は某車種でホイール脱落の恐れとかもあったが、ねじというのは思っているよりマージンの少ない範囲で成り立っており、特に温度変化×(線膨張係数差の大きい)異種材被締結物×せん断入力の条件では非常に厳しいものとなる。フローティングテーパーカラー方式のナットは、フローティング構造によって締結時の同軸ズレ等によるボルトの曲げ応力を緩和し、締結時の摺動部分をナット内部に持たせることで摺動抵抗を安定させトルクによる軸力管理のばらつきを抑えるという2つの大きな効果があり、一体型に対して優位性がある(が、高い)。(同様の構造として、トヨタ車の純正アルミホイール用平面座ナットがある)

シバタイヤ(トレッドウェア: 280)

ameblo.jp

昨年から、口コミで評判を上げているシバタイヤ。所有車のタイヤサイズが今となってはマイナーなこともあり、サイズラインアップの豊富なシバタイヤを購入しテストした。結果として、トレッドウェア280のタイプはDUNLOPのDIREZZA Z3程度のグリップ感はあり、そこまでロードノイズもうるさくないので街乗りも十分でき、ヘビーウエット時のハイドロプレーニング耐性もZ3レベル(※絶対的に高くはない)、冬季でも結構タイヤの温まりとグリップの上昇は早めの印象で優秀なタイヤである。ただし、めちゃめちゃ安いというわけではなくメジャーなタイヤサイズであればアジアンタイヤ等の選択肢も出てくると思うので、必要に応じて選ぶことが当然重要。

テンマクデザイン サーカスTC+

テンマクデザインの炎幕DXを所有しているが、荷物を仕舞おうとするとやや狭いのと、開口が大きく風をしのぎづらいというのがあり、以前からワンポールテントに興味があった。事情により大きめのテントが必要になったので、勢いで買ってみたが設営しやすく内部空間が広く風の影響も受けにくいのでやはり良い。ただし、布面積が大きくテクニカルコットン素材のため収納性がやや悪い、くらいが気になるポイント。

FutureModel NichePhone-S+

既報の通り。

NichePhone-S+の購入 - goahead256の日記

マイクロファイバーふきん ワッフル織

車のガラスを拭くために購入。糸くずや拭き跡が残りにくく、車のガラス用を謳っている製品よりも安いのに優れている。色によって織り方が異なっていたりするのはご愛嬌。謳い文句通り食器を拭いたり、メガネレンズを拭いたりするのも良い。

エレコム トラベルポーチ

元々使っていたAmazonベーシックのセミハードタイプのガジェットポーチが傷んできたので、代わりとして購入。充電器やマウス、各種コード類などがひとまとめで結構な量収納できる上、ポケット等で整理もしやすく良い。また、ソフトタイプなのでかばんに突っ込んでも邪魔になりにくい。

結束バンド(アルバム)

本当に良い。アニメーション本編の文脈もあるが、エモすぎてエモになった。

CD買ったけどハイレゾ盤も配信されているので、両方買うのが良い。(?)

NichePhone-S+の購入

2018年末から、docomoで発売されたカードケータイ KY-01Lを使用していた。

goahead256.hatenablog.jp

しかし4年使用した上に、バッテリ容量が少ない→バッテリ充電サイクルが短い→バッテリ寿命が普通の端末より早く削られていくなどの理由により、最近は満充電してもほぼ使い物にならない状態になっていた。

諸般の事情によりカメラレスの通話端末が必要な一方で、KY-01Lにはバッテリ持ちや操作のしにくさなどの課題もあり買い直すほどの価値も感じていなかったため、別端末の購入を検討した。

結論を言うと、FutureModelのNichePhone-S+を購入した。

futuremodel.co.jp

購入前の期待値

KY-01Lへの主な不満は次のようなものがある。

  • 電池持ちが悪い(バッテリが寿命になる前でも1日1回程度は充電要)
  • タッチパネルの反応が悪い、文字変換性能が非常に低い
    →基本的に通話でしか使わないものの、たまの連絡先の追加やSMS等の入力でストレスが非常に溜まる
  • バックライトがない
    →夜の明かりのない場所で操作が必要になった場合、スマートフォンの画面で照らすなどの行為が必要となりやはり不便

商品説明や評判からすると、上記の問題が解決することが期待された。

購入後の評価

メリット

  • 十分小さい。
    • フットプリントはカードサイズ(KY-01L同等)
    • 厚み方向は10mm程度あるが、総合的に小さいため特に厚いとは思わない
  • バッテリーが持つ
    • 3〜4日に1回程度の充電で問題ない
    • 余裕があるので、不意の充電切れも起こしにくい
  • 物理キーで安定して入力できる
    • フリックに慣れた人間からするとややまどろっこしいが、KY-01Lのレスポンスと頭の悪い入力よりは快適。
    • 各種ショートカット機能も使えるので、操作を短縮できる
  • バックライトがあり夜でも見える
    • そこまで明るくはないが、単色液晶でコントラストが高く視認性は良い
  • バイブレータが普通に使える(KY-01Lは弱すぎて気づかないことが多い)

デメリット

  • SMS等で複数行の文章を読む際、スクロールの挙動がややおかしい(スムーズにスクロールできない)
  • 液晶のクリアカバー部に傷が付きやすい
  • 電話帳の移行がやや手間かつ電話帳形式がやや独特
  • 物理キーで確実に入力できるとはいえ、長めのSMSを打ったりするのはやはり厳しい
  • 充電/通信が専用アダプタ経由であり、接続性に難あり

総合的に

スマートフォンをメインで使用しており、通話専用端末を補助的に使用するという状況においては、現状でベストと考える。販売価格が比較的安価(1.2万円程度)であることも評価できる。

KY-01Lは発売時3万円台で、ガジェットとしては頑張った感があるものの、実質電話専用機というニーズに対しては???という感じだったため……

Ubuntu MATEの導入 on GPD Pocket

 

要約

この記事にはGPD PocketにUbuntu MATEをインストールして再活用しましたという経緯を書いていますが、特に内容はなくTL;DRなクソ記事です。

Ubuntu MATEのGPD Pocket向けイメージはUbuntu 20.04.5 LTSをベースにしていますが、これは2023年4月でサポートが切れます。(Ubuntuの標準サポートサイクルに基づく)

ですが、GPD Pocket含めたUMPC環境向けスクリプトが公開されているので、それさえ適用すれば2025年4月までサポートが続くUbuntu MATEの22.04.1 LTS(or Ubuntu本家 or Xubuntu等の他フレーバー)でも問題なく使用ができますということだけが重要な情報です。

現状の課題

現在、出張・旅行時に個人用途で使用するモバイル端末として、ASUS Chromebook Detachable CM3を使っている。

この端末は、

  • 安価(2022/12月現在、実売4万円程度)
  • 比較的軽量&コンパクト(10.1インチ挟ベゼル)
  • 高解像度(WUXGA、このサイズ・価格帯はHDが主)

という利点があり購入したが、一方で

  • 自立はするがスタンド式で場所を選ぶ
  • MicroSDの動画データを移したいが、USB3.0に対応しておらず内蔵カードリーダもないため転送が遅い
  • 雑にかばんに突っ込んで使っていたら電源ボタンが壊れた(自分が悪い)

という課題を抱え(させ)ている。

電源ボタン等頑丈さについては、後発のバリエーションであるChromebook Detachable CZ1だと問題にならなさそうな気がするので、その他の課題が気にならない人はこれを選ぶと良い。(もしくはケースに入れて使う)

 

これらの課題全てを解決しつつ、小型軽量という価値を損なわないことを考えると、Chromebookには選択肢がなかった。

Chromebook以外の選択肢

そうすると、Windowsを採用したUMPCかというところになるが、最近のUMPCは性能が良い代わりに価格は高くなっている。(10万円〜)そのため貧乏人には手が出ないが、よくよく考えるとGPD Pocket(初代)を持っているため、これを活用できるのでは?と考えた。

そもそもGPD Pocketを使わなくなった理由は、

  • 標準のWindows10を使うと電池持ちが悪い
  • 電池持ちを改善するために省電力プロファイルで使うと動作が遅い
  • Windowsアプリが使えることが利点だが、スペックが低いためそこまでWindowsアプリを活用できるわけではない(これは使うソフトによる)

といったものがあった。一方で優れている点としては、

  • サイズがとてもコンパクト(ズボンのポケットに入るレベル)
  • クラムシェルで自立するので、膝上などでも使いやすい
  • USB3.0対応(Type-A / Type-C)
  • ディスプレイ解像度がWUXGA
  • 壊れていない(もともと動作が怪しい部分もあるが……)

というところで、実は今回求めている仕様に合致している。このため、Windowsに起因する問題(将来的なアップデートの問題含め)を解決しモバイル端末として復権を図ることにした。

インストールするOSの選定

機能的にはChromebookで問題がないこともあり、動作の軽さ等に期待してまずはChromium OSを検討した。

ChromiumOS for the GPD Pocket 1 and 2

kmyers.me

今回の目的達成には十分であり、各種デバイスも動くようなので期待した選択肢ではあったが、いざインストールしてみるとGoogleアカウントの2段階認証がいかなる方法でもエラーになってしまい突破できず導入を断念した。(同様の事例は報告されているものの、解決方法が分からなかった。)

その他Chromium OS

比較的知名度の高いChrome OS Flex(旧CloudReady)や、Androidアプリにも対応するFydeOSもあるが、基本的にWiFiがつながらないなどの問題があるとのこと。

Ubuntu MATE

Chromium OSを断念したあと、UbuntuのフレーバーであるUbuntu MATEで公式にGPD Pocketをサポートしたイメージがあることを知る。

ただし現在公開されているイメージはUbuntu 20.04.5 LTSをベースとしており、サポートが公開3年後の2023年4月までしかないので、今から使うには時期が悪い。

そこで、Ubuntu MATE 22.04.1 LTSをインストールし、設定をGPD Pooket向けに変更することで今後のアップデートの手間を省いた。

設定を変更すると言っても、自動スクリプトが公開されているのでそれを適用して終わりである。

Ubuntu MATEのインストールと設定

  1. Ubuntu MATE 22.04.1 LTSの.isoイメージを公式サイトからダウンロードする

    ubuntu-mate.org

  2. balenaEtcher等のイメージ書き込みツールを使い、ブート可能なUSBメモリを作成する

    www.balena.io

  3. (バージョンに応じ)GPD PocketのBIOSUbuntu対応のものに更新する

    gpdjapan.com

  4. OSをインストールする
    UbuntuをインストールするだけでWiFiもつながる。
    画面回転やディスプレイスケーリングは設定が必要。(下記)
  5. umpc-ubuntuを適用する
    まずはgitのインストール
    >sudo apt install git

    以下はumpc-ubuntuのページ説明どおりとなる。

    github.com

    >git clone https://github.com/wimpysworld/umpc-ubuntu.git
    >cd umpc-ubuntu
    >sudo ./umpc-ubuntu.sh enable

以上で設定完了。動作はサクサクだし、電池は持つし、動画再生等も特に問題ないので使用上の課題は特にない。(この記事もGPD Pocket使って新幹線の中で書いた)

なお、umpc-ubuntuが何をやっているかは以下に詳しい。

gihyo.jp

自転車の話

自転車を注文した。

車に積みたいので折りたたみ自転車というのは大前提の上で、あまり高くなく(というか安くて)ただし将来的な拡張性を持った車種ということで、tern Link B8を選択した。

その価格ゆえに各所にコストダウンは見られるが、8速ということで一番重要な駆動系(8速~はカセットフリー)のアップグレード互換性はあり、長い目で見てもベースとしての下地は十分である。(ボスフリーはアップグレードしようとするとホイール交換がマストなので、選択肢から外したい)

今後のために、スペック表をベースにコンポーネントについて考えていく。

スペック検討

主要スペック

変速: 1 x 8 → 10速までのアップグレードは容易。必要性は実走にて検討
重量: 13.6 kg → 車載のためあまり重視していない。フレーム、フォークが重そう
クランク1回転あたりの走行距離: 2.86 - 5.72 m → 700Cのロードで言えば、36x13-27という感じのギア比、進まないが坂で困ることはなさそう
折りたたみサイズ: 38 × 80 × 68 cm → 小さくはないが、車載では問題なさそう
折りたたみ時間: 10 sec
サドル-ペダル間の距離:70 - 96 cm → 大人しか乗れないサイズ感(特に問題なし)
推奨身長: 142 - 190 cm
許容総重量: 120 kg
許容体重: 105 kg → 問題なし

フレーム

フレーム: Tern Link, patented design, aluminum, forged hinge → 替えようなし
フォーク: Hi-tensile steel → 重量には効きそうだがあまり替えようがない

人間周り

ハンドルポスト: Folding, forged aluminum → 替えようなし
ステム: Telescope, 6061-AL → 替えようなし
ヘッドセット: Ball bearing → 替える必要なし
ハンドルバー: Flat bar, 6061-AL → 現状替える必要なし
グリップ: Comfort → 握り心地次第で交換
サドル: Comfort → 遠乗りしないので特に変えるつもりなし
シートポスト: SuperOversize, 6061-AL, micro-adjust clamp → 替える必要なし
シートポストクランプ: SuperOversize, 6061-AL → 替える必要なし

ブレーキ

フロントブレーキ: Mechanical disc, aluminum → 様子見
リヤブレーキ: Mechanical disc, aluminum → 様子見
ブレーキレバー:Aluminum bracket/lever → 必要に応じシフターごと交換
ブレーキケーブル: Anti-compression housing, slick cables → 渋くなるまで放置

駆動系

シフター: Shimano, 1 x 8 spd, twist → グリップシフトは好きじゃないので折を見て交換
リヤディレイラーShimano Tourney TX → ギア比変更の必要あれば交換
クランクセット: Forged 6061-AL, 52T → ホローテック2に替えたい、実走感の軽重に応じ歯数は要検討
スプロケットカセット: Shimano 12-32T or 11-32T, 8 spd → すでに限界レベルでワイド、10s化して刻みを細かくする必要があるかを実走で検討
ボトムブラケット: Two-piece → ホローテック2に替えたい
チェーン: 8 spd → 画像を見る限り、いわゆるミッシングリンクタイプのコネクタがついており必要十分
ペダル: Folding, nylon body → Foldingと書いてあるのに日本仕様は折りたたみじゃないらしいので、必要に応じ三ヶ島ペダルの折りたたみ or 脱着式へ変更

ホイール

フロントハブ: Disc, aluminum → ディスクブレーキなのでおそらくO.L.D. 100mm
リヤハブ: 8 spd, aluminum → ディスクブレーキなのでおそらくO.L.D. 135mm
スポーク・ニップル: Steel → 雨ざらしにしないので錆びはしないか
リム: Doublewall aluminum → 必要十分
タイヤ:Kenda, 20 x 1.75" → もう少し耐パンク性の高そうなものにしたい

ホイールに関しては、ETRTO 451の細幅タイヤ仕様であれば(ディスクブレーキのためホイール変更だけで)装着が可能と思われるが、あまりスピードを出したいわけでもないので必要はなさそう。

ハブ(フリーの回転抵抗)性能を重視するのであれば、定番のAlexrims DA16(ETRTO 406)を使って適当なディスクブレーキハブに手組みという手があるようだ。

タイヤは思ったより選択肢がなく、シュワルベのビッグアップルにしてエアボリュームで衝撃吸収に振るか、同じくシュワルベのマラソンにして安心を取るかといった感じだが、ひとまずは純正タイヤで様子を見ていく。

アクセサリー

スタンド: Deluxe center mount → 街乗りにはありがたいスタンド付属。
保持機構: Magnetix → 磁石で折りたたみ状態が保持され、ぷらぷらしない。
ラゲッジソケット: Yes → ラックやカゴが装着できるらしい。使用予定なし。
フェンダー: RP Chromeplastic, stainless hardware → 街乗りにはありがたい泥除け付属。

結論

色々書いたが、基本的には何も替える必要がない。

使い心地が気になる時に、グリップ、サドル、シフターを交換。
乗り味を少し変えたい時に、タイヤ、クランクを交換。
搬送性を良くしたい時に、ペダルを交換。
ブレーキの効き/コントロール性が気になる時に、ブレーキパッド交換。

といった感じだろうか。
乗る前からパーツを替えることを考えるな。