諸般の理由により、通話専用端末としてdocomoのカードケータイ KY-01Lを買って1年あまり使用しているので、改めて使い勝手について確認してみる。
スペック
カードケータイという名前だけあって、一般的なプラスチックカードとほぼ同サイズであり、長手方向に5mm程度長いだけである。質量は公称47gで、現在よくあるスマートフォンの1/3以下、フィーチャーフォンと比べても1/2以下程度の軽さである。
電話としては、4G通信・VoLTEに対応しているため音質は比較的クリアであり、3Gで通話していた以前と比べると相手からのコンプレインもないので通話品質は上々だと思われる。
Wi-Fiがついているが、通話専用のためソフトウェアアップデート以外での出番はなし。
Bluetoothについては、ハンズフリー機器と接続することで利便性が向上する。また、電話帳の移行時にも使用できる。
気に入っている点
とにかく軽く、胸ポケットに入れていてもじゃまにならない。あまりにも軽くて小さすぎるため、ネックストラップをつけて使っている。さもなくば失くす。
他の通話単機能端末と違い、電話帳がある程度実用になる。
防滴なので、雨をあまり気にせずに使える。
不満点
サイズの代償として電池持ちが悪い。通話しなくても丸2日は持たない。ただし、充電速度は速いので習慣化すればそこまで問題ではない。(たまに忘れて充電が切れる)
タッチの反応があまり良くないため、SMSや電話帳の登録などの文字入力に時間がかかる。
内部フリーズしているのか、着信時の鳴動やバイブレーションが遅れることがある。
また、バイブレーションが弱いので、体から少しでも離れると着信に気づかないことがある。スマートウォッチに通知が飛ぶと確実なのだが、現状のスペックではスマートウォッチの親機になれない。
電話帳はスタンドアロンなので同期できず、少し不便。ただし私の場合は、電話が必要な相手はプライベートの連絡先と別であることが多いので、大きな支障ではない。
その他
E-Inkなので画面OFF時に壁紙が常時表示されるのだが、時刻が1分ごと更新で表示されていたら便利な気がする。当然消費電力とのトレードオフになるが……
まとめ
不満点はあるが、通話専用で持ち歩きやすい端末という点において代えがたい魅力がある。スマートフォンを持ち歩ける人にとってはあまり必要ない端末だが、諸般の事情によりまだ1年位はお世話になるだろう。