カロッツェリア DMH-SF700 レビュー
カロッツェリアブランド(Pioneer)から5月末に発売になった新型のディスプレイオーディオ、DMH-SF700を買ったので所感と不満を垂れ流す。
兄弟機(2DINで画面が小さくVGA解像度である以外は同等)
パイオニア カーオーディオ カロッツェリア DMH-SZ700 6.8型 Amazon Alexa搭載 AppleCarPlay AndroidAuto™対応 2DIN Bluetooth/USB
- 発売日: 2020/05/25
- メディア: エレクトロニクス
良い点
- 画面がでかい
でかい。(9インチ)取り付けはねじだらけで面倒だがその分堅牢感がある。 - ディスプレイがHD
スマートフォンでも4Kだなんだと言われてる時代にHD(1280x720)かよという感じだが車載はいろいろな都合があるので仕方ないというのを甘んじて受け入れる。VGAが多い(低価格帯)デッキの中では優秀。仮に4Kだったからといってその背反と引き換えに得るものがあるかというとなんとも言えないところがある。 - ハイレゾオーディオファイルに対応
内部的には24bit/96kHzに変換されるが、音質がどうというよりわざわざダウンサンプリングしたデータを用意しなくて済むだけマシ。 - LDACに対応
LDACで転送していればほぼ劣化は気にならないレベルなので、Bluetooth Audio機能としての寿命は長い。今どきのAndroid端末は標準で対応している。 - Android Autoに対応
販売したあとは陳腐化する一方のカーナビに対して、地図と端末をアップデートして使えるAndroid Autoに対応するのでちょっとマシ。有線で繋がなければならないのとGoogleマップ縛りなので個人的にはあまり使わない気がする。(Googleマップのナビルートは安全上問題があり信頼性が低い) - 静電容量型タッチパネル
比較的感度がマシ。 - 内蔵ブラウザでWebが見られる
苦肉の策とも言えるが、汎用性が比較的高い。(つぶしがきく)ブラウザがいつまでアップデートされるかは謎。
悪い点
- いつまでたっても進化しない内蔵オーディオブラウザ
カロッツェリアに限らないがいい加減にプレイリスト機能くらい対応してほしい。色々事情があるのはわかるがさすがにあまりにもやる気が感じられない。意味のわからないリセットがされるリピート設定やランダム再生設定もしかり。 - オートタイムアライメント非対応
10万円の製品ですよね? - Bluetooth PANでのネットワーク接続非対応
PANとA2DP同時に使うと帯域の問題で音とびしたりとかあったりするが多分そういう問題で載せてないわけじゃない。車乗るたびいちいちWi-Fiホットスポット機能をONにする前提なのか?始動毎にWi-Fi接続必須な天気予報のウィジェットがあるのに? - ホームUIのカスタマイズ機能
いうほどウィジェットの数がないのでカスタマイズできない。アップデートで増えるのか?(増えない) - USBメモリのexFATフォーマットに対応しない
カロッツェリアに限らないがそろそろ対応したらどうなの?
その他
- 使えね~ってなってもHDMI入力の車載HDディスプレイになる。
- 画面は昼も夜もわりと視認性よし。
- Miracastレシーバ機能搭載して無線で画面入力とかできたらよかったのでは?
(追記)IG ON/OFFするたびに接続が切れるので使いづらいため、有線に限る - CDドライブを廃したのは良。1DINデッキの時も使ったことがない。
- Bluetoothで電話を2台同時待ち受けできるのは良。
- 当たり前だがFLACのcuesheetには対応していないのでファイル分割必要。
- Replaygainに対応している気がしないでもないが真面目に調査していない。
(追記)たぶん対応していない - リモコンは専用品じゃないので曲送り、ボリューム調整、ミュートくらいには使えるという程度。反応しないボタンも多い。
- 乗車中に操作しにくいようにわざとボタンを助手席側に置いているのだろうが安全確保等のために音量を上下させたいときに困る。(リモコンはレスポンスが悪い)
(追記)メイン市場がアメリカということもあってか、左ハンドル向けに左側に操作ボタンがあるという情報あり。仕方ないのでリモコンで操作している。 - 常にスマートフォンをオーディオに接続して使い、ジャパニーズカーオーディオ的な機能がいらない人はSONYのXAV-AX8000を輸入して使うと幸せになるのかもしれない。(持ってないので知らない)
思い出したら足す。