NichePhone-S+の購入
2018年末から、docomoで発売されたカードケータイ KY-01Lを使用していた。
しかし4年使用した上に、バッテリ容量が少ない→バッテリ充電サイクルが短い→バッテリ寿命が普通の端末より早く削られていくなどの理由により、最近は満充電してもほぼ使い物にならない状態になっていた。
諸般の事情によりカメラレスの通話端末が必要な一方で、KY-01Lにはバッテリ持ちや操作のしにくさなどの課題もあり買い直すほどの価値も感じていなかったため、別端末の購入を検討した。
結論を言うと、FutureModelのNichePhone-S+を購入した。
購入前の期待値
KY-01Lへの主な不満は次のようなものがある。
- 電池持ちが悪い(バッテリが寿命になる前でも1日1回程度は充電要)
- タッチパネルの反応が悪い、文字変換性能が非常に低い
→基本的に通話でしか使わないものの、たまの連絡先の追加やSMS等の入力でストレスが非常に溜まる - バックライトがない
→夜の明かりのない場所で操作が必要になった場合、スマートフォンの画面で照らすなどの行為が必要となりやはり不便
商品説明や評判からすると、上記の問題が解決することが期待された。
購入後の評価
メリット
- 十分小さい。
- フットプリントはカードサイズ(KY-01L同等)
- 厚み方向は10mm程度あるが、総合的に小さいため特に厚いとは思わない
- バッテリーが持つ
- 3〜4日に1回程度の充電で問題ない
- 余裕があるので、不意の充電切れも起こしにくい
- 物理キーで安定して入力できる
- フリックに慣れた人間からするとややまどろっこしいが、KY-01Lのレスポンスと頭の悪い入力よりは快適。
- 各種ショートカット機能も使えるので、操作を短縮できる
- バックライトがあり夜でも見える
- そこまで明るくはないが、単色液晶でコントラストが高く視認性は良い
- バイブレータが普通に使える(KY-01Lは弱すぎて気づかないことが多い)
デメリット
- SMS等で複数行の文章を読む際、スクロールの挙動がややおかしい(スムーズにスクロールできない)
- 液晶のクリアカバー部に傷が付きやすい
- 電話帳の移行がやや手間かつ電話帳形式がやや独特
- 物理キーで確実に入力できるとはいえ、長めのSMSを打ったりするのはやはり厳しい
- 充電/通信が専用アダプタ経由であり、接続性に難あり
総合的に
スマートフォンをメインで使用しており、通話専用端末を補助的に使用するという状況においては、現状でベストと考える。販売価格が比較的安価(1.2万円程度)であることも評価できる。
KY-01Lは発売時3万円台で、ガジェットとしては頑張った感があるものの、実質電話専用機というニーズに対しては???という感じだったため……